ゆっくりとゆっくりと確かめるようにペンが動いていく
頂いた貝殻へーと聴覚を済ますと聞きなれないー音が
不思議なー音
葉ずれのー音の様なーけれどそれとはー違う不思議なー音
森のー中に居るようなーけれどー違うのーですよ、ね
これがー海の音なのーでしょうか?
ふふ、森とー海はもしかしてー似ているのーかしら
それならばー何時か私もー見にいけるかもー知れません、ね
そう思ってー言いにいこうとーした場所で貝殻がー置いてあったのでーついこっそりとー買ってしまいました
こちらのー貝殻はどんな音をー聞かせてくれるのーかしら
ざざーっと、そしてー少し篭ったようなー音
塔にー持って行って聞いていたらー冥界の住人と鉢合わせてー貝殻をー落としてーしまいました
うぅ、まだー聞いていた途中ーでしたのに
昨夜ー帰り道をLYNOさんとー狗李さんとーご一緒致しました
ふふ、一人でー帰すのが心配だったーそうで
居眠りをーしてしまったおかげでーというのは変なお話なのーですけれど
何だかー良い思いをしてしまったー気が致します
うぅ、でもーもう二度と居眠りはーしないよう気をつけーませんとね
桜来夢さんにはーご迷惑をおかけーしてしまいました
あ、そうーです
先日ーシルさんの妹さんとー初めてお話したのーですよ
綺麗なー髪の色で思わずー見かけた白い花をー贈ったのです
だってーとても似合うとー思ったのですーもの
ふふ、やっぱりー似合っていらしたのーです
丘でー気になる事と言えばーアイスブルーさんが女性の格好をーされていたー事です
でも、女性よりもー女性らしい気がーしたのは気のせいーでしょうか
ふふ、とてもーお似合いというのはー言ってはいけないのーでしょうけれど……でも
似合ってー居られたのーです(楽しそうに
謳を-謳うお約束をー致しました
何時になるかはー解らないのーですけれど、ふふ、聞いて下さる方がー居られるのはーとても喜ばしい事ーなのです
上手くー謳えるとー良いのですーけれど
ふふ、誰かにー聞いて頂くのはー初めてなのーで謳う時はきっとー堅くなってーしまいそうーなのです
浮かび綴るー謳はどのようなーものとなるのーでしょうね
詩を謳おう
誰かを思い浮かべて
その瞳 蒼を湛えて
身を包む温もり
優しき手で分け与え
力強き腕は 護る為に
人との合間を繋がりし縁
その先は求めし主へと
何時か 何時の日か
生涯を共に生き
護り 支え
在り続けん
静かに響く声で歌われるのは
主探す護り手の謳
此処で文字は途切れている
どうやら今日は此処までのようだ