つらつらとペンが走る

思いつくまま書き進めたのか、読み取るのが難しいほど字は汚くのたうっている


ろ:蝋を使って塗り固め

く:苦悶は内へと仕舞い込む

し:死から遠のく代償は

き:気が触れんばかりの他者の生


ろ:朗詠するは物語

く:国を土地を世界を隔てた物語

し:此岸の者が関わりし

き:奇異なる縁の描く謳


り:理知で象られた瞳の奥

の:濃霧は未来を携える


り:隣人に贈る

の:濃密な言の葉


く:咥え抱え携えるは

り:理想と呼ばれる信念


な:名前が織り成すは

あ:明け色を秘める華


し:少女を護る暁は

る:瑠璃に輝く紅き焔


む:無為に思えし時間すら

ぞ:像を結びて道繋ぎ

り:離縁の定めを断ち切る拳



ど、どうーしましょう

ご許可もー頂かずに色々と

うーんうーん


まだまだ書ける部分は残っている

何時か続きが増えそうだ