たどたどしい字が紙面を段々と埋めていく



夜、休む気にーなれずに少しー丘まで散歩にーでかけました

この時期はー動物の感覚では大層ー寒いそうーで、何方とモーで会えないかもー知れないとは思ってー居たのです

けれど、何方かーいらっしゃればと若干のー期待を持って


暫くー佇んでー居りましたら狗李さんがーおいでになりました

最初、散歩やー空、月のお話をしてーいたのです

満月の夜にはー落ち着かない気分にーなるそうーですけれど、ふふ、ワーウルフの方は皆そうーなのかしら?

そうして話している内にー山葵さんが風に乗って

壁にぶつかられたのにはー酷く驚いたのーですけれどお怪我は無い様でー安心致しました

そうそう、その際にー狗李さんが漢方とー言うお薬を出したのーです

後からー学んだのですーけれど同属以外にもー動物の骨や角などもー粉にして病などへ処方するー物なのですーね

ふふ、私ではーとても学び切れないやもーです


それからー私の故郷ーの話をしているとLYNOさんが

色々なお話をーした気が致します

他種族との違い、人の五感であるー味覚や嗅覚ーだったり

それからー樹の持つ空気など

何時も沢山ー話してしまうのーです

そうしているとーアイスブルーさんがおいでになってーその後、桜蓮さんにーマリノさん

カルトナージャさんもー少しだけおいでにーなりました

ふふ、アレだけ夜遅くだとー言うのに、大盛況ーでした、ね


そうそう、その時にー疑念に思っていたーレンアイと言うものについてーお伺いしたのです

LYNOさん、狗李さん、アイスブルーさん、それぞれのーお言葉を聞いているとー少しだけ解ったようなー気になりました

一人を思い、その方のー全てを欲しいと思えるー事

私はーそのようにー思えたのです

ふふ、この感覚もーまた、色々な方とー関る内に変わるのーでしょう、ね

欲だとー貴方は仰りーました

けれど、人を人足らしめるーのは、その欲を持つが故ーだと思うのです

欲する事でー輝きを増すのはー人の特権ーなのでしょう、ね


色々なー感情の入り混じるー色と言えないー色。その場その場ーで輝いたりー暗んだり

レンアイとはーそのようなー物なのかもーしれません



私がー彼らに持つ気持ちはー恋なのーでしょうか?

いとおしい二人へのー愛情だとー思っておりましたーけれど、ふふ、難しいーです、ね


ここで文字は途切れている

今日は此処までのようだ