黒いインクが紙面をゆっくりと辿っていく
今日、とうとう災いの塔のー70階層目に辿りーつきました
登ったー先には、大きな大きな扉がーあったのですーよ
何だかー何処かで見た気もー致します
あれはー何処でだったーかしら
あ、そうーです
砦のー地下で見た扉にー似ているのです
と、言う事ーはです
この扉もー何かを渡さなければー通して頂けーないのでしょうーか、ね
うーん、何をーお渡しすればーよいのでしょう?
此処でー暫く時間がーかかってしまいーそうです
そうそう、シルさんがー訊ねて来てー下さいました
丁度、お菓子をーご用意してー居らず御持て成しー出来なかったのーです
ふふ、囲炉裏をーお持ちになられてーいらしたのですーけれど、農園はー狭くて
入らないーので今回は諦めてーしまいました
む、む、整理をーしませんとーね
取り敢えずはー何から片付けーようかしら?
ここで文字は途切れている
今日は此処までのようだ