少しだけ弾んだ字が紙へと書き込まれる
何か良い事でもあったのだろうか
漸くー漸くなのーです
ふふー。凄く嬉しい出来事がーありました
今日はー記念日に致しーませんと
実はーですね
何時ものようにーお散歩のコースを回り、闘技場へー行く前に銀貨の部屋までーお手合わせをお願いにー行ったのです
普段ーでしたら魔法でーすぐにやられてーしまうのですけれどー今日は違ったーのですよ
なんとー最初の攻撃がー急所を直撃したようーなのです
ふらふらとーしながら打ってきたー魔法はやっぱりー倒れそうになるー威力だったのーですけれど、何とかー耐えて次の攻撃
そうしたらーびっくり、同じ場所にー当ったのです
次の瞬間にはー銀貨はその場にー転がっていたのです
私、とてもー驚いてしまってー暫く最後の攻撃のー感触の残る枝をじーっと視覚で捉え続けたのーです
じわじわとー嬉しさがこみ上げてーきて、その場で思わずー飛び跳ねたりーしてしまったのーです
だ、誰もー見ていなくてー良かったのーです
帰り際ーに銀貨が起き上がってー何かを渡してー下さいました
それはーとても綺麗な輝きをー放つ石で
ふふ、とてもー良い記念にーなったのです
けれど、家に戻るとー物が一杯で置く場所がーなく、眺めておく事はー出来ずじまいーでした
うん、でもーとても嬉しい出来事ーだったのです
ふふ、次はー何時勝てるのーかしら
ここで文字は途切れている
今日は此処までのようだ