少し途切れ途切れになる字
どういう思いで書き綴られたのだろう
城がー落ち、私がー籍をおかせてー頂いている国はー敗北致しました
意気消沈、人の言うー其れに陥るかともー思ったのです
けれど、国が落ちたー事よりも同胞がー焼けた事を悲しむ私がー其処には居りました
関わってきたー人も多いとー言うのに
ああ、私の中にはー種の壁が存在するのーでしょうか
あってもーせん無きことではーあるのですけれど
ただ、力いっぱい頑張っていたー方々を見ていたのに、言葉もーでないのは何故だろうかーと
生きる事をー戦う事をー彼等程精一杯行っていたー方を私はー知りません
私がーもし他国でしたらー其処でも同じように強く生きる方々をー目にしたのでしょうーけれども、ね
戦とはー命が燃え輝くーものだと知りました
2度目にしてー敗北を知り、一度目ではー知りえなかった戦争の一面を知り
少しだけー人の世界を知り得た気がー致します
この身でー知れる知識はー限られてー居るのでしょう
ならばー私は、其れを全て人を知るー事へと注ぎたくー思うのです
愛すべきー隣人である彼らのー生き方を、思う事をー其れら全て
ああ、やはりー異端に染まるーようです、ね
精霊からー中庸へ
そしてーいずれは人の意識へと染まるのーでしょう
それでもー私は彼らをー知りたいのです
この体のー年輪に余す所無くー出会う人々をー刻み付けたい
そうー願う
ここで文字は途切れている
今日は此処までのようだ