書き込まれていく日常
今日は何があったのか
戦争がー終わって暫し時間がー過ぎました
あれだけ酷く傷んだ城壁もー大分修繕が進んで、人のー復興へ向ける力にはー感心させられるばかりーなのです
けれど、目に見えない部分に見える部分ーと、確かに傷跡は残ってー居てまだまだ平和な頃にはー戻れない事をー教えてくれるのです
久方ぶりにー同属へ挨拶をするためにー森へ向かいました
ガイロナのー外れにある私の生える場所からー近い森に
焼けた者、削れた者、倒れた者、無事だった者、皆様ー一様に迎えて下さって、私はー彼らと人の話をーしたのです
エルフも獣人も人も魔族も悪魔もー生きる為に戦ってーそれは当然の事で、そのエネルギーの大きさにはー驚きを覚えます
破壊する力もー再び作り出す力もー彼らは持っていて、まるで避けられぬー濁流のよう
故にー私たち植物はー其れらを天災とー呼ぶのです
隣人のー引き起こす災
けれどーそれに罪は無くーただ通り過ぎるのを受け入れ、我らはー日々変わらぬー生を送るのでした
それをー彼らと話してー再び思い出せたのはー幸運なのーでしょう、ね
時折ー森の傍に佇むエルフの方をー何人も見かけました
彼らはー戦禍を受け入れるー森を見て、後にー何を思うのーでしょう?
願わくばー心平穏であってー欲しいものです
ここで文字は途切れている
今日は此処までのようだ