ゆったりとした動きでペンが文字を刻み込む
今日はー夜に塔へお出かけしてきたのーです
もう、気がつけばー54階層目で、もし窓があったらー凄く遠くまで見えるだろうー高さなのーです、よ
窓、何処かにー無いかしら?
何方かとーピクニックに来てもー楽しそうーですよね
開けた場所がーあればとても綺麗な景色がー見えそうですもの
そんな事を考えながらー部屋部屋を歩いて回ってー居たら宝箱をー見つけたのです
見つけるとー何時もドキドキしてしまうのーですけれど一度も開いた事はーありません
今日もー開かないだろうと思っていたのーですけれど、鍵穴をーカチャカチャと動かしていたらーカチッと何か音がしたのーです
私、もう、驚きでー急に辺りをおたおた見回したのーですよ
きっと、何方かにー夢じゃないですよ、といってー欲しかったのかもーです、ね
それから何だか凄くー意識が高揚したので落ち着かせつつ箱を開いてー見たのです
中身はー綺麗な杖でした
初めてー開いた宝箱の記念のー品
手にとってーぼぅっと眺めてーしまったのです
もし何方かがー見てらしたら何をしているのかとー不思議に思われたかもー知れないです、ね
ふふっ、でも、それくらいー嬉しい出来事だったのーです
でも、杖はー振ってみると先から火がでてくるものらしくー私では扱えないものでした
折角のー記念の品なのですーけれど、同じ酒場の人で使ってー下さる方が居るか聞いてー見て、居られたらお渡ししようとー思います
ふふっ、何方かの役にー立って下さるといいのーですけれど
誰かの手に渡るまではージーっと眺めて過ごそうとー思います
暫くはー宜しくお願いー致しますね。綺麗な焔の杖
日記は此処で途切れている
今日は此処までのようだ