紙面を黒が彩る



名前詩、後はーリズだけとなりました

うぅ、でもーかなり待たせてしまってー居るのです

築城師なー義理の娘を精一杯表現したいのーですけれど、むむむ

待たせている分、一杯頑張りーませんと、ね(ぐっ


そういえば、お茶をご馳走になったお嬢さんのー御宅が少し安定してー居りました

ふふ、何方かー親切な方が直して差し上げたのーでしょうか

あの方はー良いお方に囲まれてー居ります、ね。うん、良い事ーなのです

いつか、噂のー熊猫さんと彼女と魔獣さんとでーお茶会開きたいものです

彼女のー名前詩も書きませんと、ね

ふふー、書かせて頂けるのは嬉しい事ーなのでした

魔獣さんにーお名前があればーあの方の詩もー書きたかったのですけれども



そうそう、新しくーエルフィネスに仕官された方がー居るのです

中でもーニーヴェルドさんと言う方とー仲良くなれました

角がご立派なーハーフの方なのです

あ、でもー性別を伺ってー居りませんでした

どちらなのーでしょう、ね。あの方は

うん、今度ー伺ってみましょう


会議室ではーアドラーさんと言う方が意見交換用の場所をー作っておりました

こういう場所、有りそうでー無かったので面白いとー柿は思います

少し、人と言う種全般に対してーきつめの事を言いましたけれど、もう少しー考えて欲しかったのです

同族全てがー人と同じ気持ちで、まして公個人と同じなんてーありえないのですもの

このエルフィネスでー暮らす人族達でさえーそうなのです

異種族間でー思いが重なる事、とてもとてもー難しいと思うのです、よ

彼らの助けがー必要な種は共存を望み、私達の様なー独立して生きていける種は其々の思考を持ち

ほら、植物と言ってもー統一された意思なんてーないのです

でも、有るとすればー只一つ



「生きたい」



此れにー尽きるのです

理想も何もー私達には必要なく

只々、生存し種を残す事だけにー全てを費やす

それがー我らの存在理由です

その中でー弱き種は淘汰され、強き種が残る

今のー世界のようーですね


エルフィネスというー国を一つの種としてみた場合、どうなるのーでしょうか


柿から見ればー生きたいと言う意思がー希薄な国


でも、沢山の愛しいー人達が暮らす国


生き残れればー良いのですけれど……



すっと筆がおかれる

どうやら今日は此処までのようだ